初心者同士の時には、的球と手球を少し遠くするだけでポケットしづらくなるので、上手くセーフティしたように感じるのですが、上級者にそんなことをしても難なくポケットされてしまったり、自分より上手にセーフティされてしまいます。
上級者にも通用するようなセーフティをしたい場合、上級者がどんな配置を嫌がるかを知らないとイメージがわかないですよね。そうなると、自分も上級者の気持ちになって、上手いセーフティかどうか判断しないといけません。上級者って、難しそうな配置でも何球も連続して入れ続けたり、次の球が入れやすい位置に簡単そうに手球を持っていくことができる人が多いですが、そういう人は、的球のどこに当てれば思った方向へ向かうのか、手球はどのような回転やスピードで撞いたら思った位置に止められるか、などが初心者、中級者よりもはっきりイメージ出来てくるんです。上手なセーフティもできそうですよね。
セーフティをする上で大事になるのは、的球と手球が当たった後どのように動くか把握するバランス感覚や、最終的に止めたい位置にどのように転がっていくのかがイメージできるかどうか、そこから自分はどのようなショットをしなければいけないのかをはっきり決めることだと思います。的球の転がる向き、そのために手球をどこに当てるか、次の的球を狙う為に手球をどのように操作するか、などを意識して練習すること。
最初の質問の答えとしては矛盾しているかもしれませんが、連続して球を入れ続けるための練習が、セーフティの練習にも一番だと思います。
