ナインボールのルールを教えてください。

The Color of Money（ハスラー2）

映画『ハスラー』、『ハスラー2』をきっかけにビリヤードが爆発的に普及した日本では、映画でもプレーされていた9ボールというゲームが、最もポピュラーなビリヤードゲームではないでしょうか。世界中でもナインボールは広く普及してますが、異なる競技も多くあり、「ビリヤード＝ナインボール」のイメージは世界共通ではないようです。
ナインボールは、相手より先に9番ボールを落とすことで得点とし、最終的な点数を競うゲームです。このゲームの流れですが、

1. バンキングで先攻後攻を決めます。
2. 先攻になった選手が、ナインボールのラックを組みます。1番ボールを先頭、9番ボールを中心、2番ボールが最後に来るようにひし形状にボールを並べます。他のボールはどこでもOK。ボールを並べる際に隙間ができてしまうとブレイクショットの衝撃が伝わりにくいので、隙間なく詰めて下さい。
3. 2セット目からはバンキングを行わず、1セット目の勝者がラックを組み、ブレイクショットも続けて勝者が行います。ブレイクショットで何れかのボールがポケットインした場合は、続行してプレイできます。
4. その後のショットでは、毎回番号の一番小さいボールを的球として狙いますが、的球に当たった後なら、他のボールをポケットしても構いません。ポケット出来ていれば続けてプレーができ、ポケット出来なかったら順番が相手に移ります。

基本的には上記を繰り返してゲームが展開していき、決められた点数分、9番を入れた方が勝者となります。（5セット先取、7セット先取などと、ゲームを始める前に決めておきます。）以上ですが、いくつかの場合はファール（反則）として、相手が手球を好きな位置に置いてプレーを再開できます。ファールの種類も色々ありますので、別の機会にご案内したいと思います。