製作中のMezz cue (富岡市 三木工場にて撮影)
キューには個性的なデザインの物がたくさんあります。キューメーカーやキュー職人さんによってキューの作り方、デザインの入れ方も様々ですが、キューのデザインを代表するものに、グリップ部分から上下に伸びる細長い三角形の装飾があります。キューを製作するときに長さを確保するため二つの木をつなぐ方法があります。その部分を「ハギ」と呼び、ハギが剣のように細長い三角形に見えるためそう呼ばれています。このつなぎ方を工夫する事でキレイなデザインに仕上げているわけです。また、「ハギ」とは違う構造で製作されていても、キューに入っている細長い三角形の装飾の事全般を「剣」と表現してます。「4剣」といえばこの「剣」と呼ばれる装飾が4本入っているキュー、「5剣」だと5本、と考えてください。ちなみに、大きい剣と小さい剣が交互に合計で8本入っているときは「子持ち8剣」と呼ばれています。